フラッシュバックの雨あられ

 これは本当にキツい。思考サーフィンか絶え間なく続く以上は当然ですが、考えた分の地雷もたくさん踏みます。視界に入った何かがトリガーになって過去の嫌なことや恥ずかしかったこと、怒ったことや悔しかったことなどマイナスな記憶が電気反応のように一瞬でリアルに蘇ります。そのようなマイナスな感情を抱いた出来事は記憶にしっかりと残されていて、脳がすぐに出せる場所に置かれているような感じです。楽しかったり嬉しかった記憶は次々に消えてしまうのにネガティヴなことは変わらず新鮮な状態です。ADHDの方には恐らくお馴染みのこの苦痛はクリエイティブには何の役にも立ちません。むしろフラッシュバックをもみ消すために出るうめきのような声で周りに迷惑をかけています。嫌な記憶を上回る刺激で抑えつけてますから、つねったり叩いたり頭の中で暴言を吐いてみたりと周りからは特異に見えているでしょう。
 私はこのフラッシュバックを無くしたいためにコンサータを服用しました。しれが一番の目的でした。それにより思考のコントロールはある程度できるようになり確かに見ちがえる効果がありましたが体に合わなくて結局はやめました。
 フラッシュバックの瞬間に、突然話しかけられたり、段差につまずいたり、強引にでも気を逸らすことができればかなり救われますが、フラッシュバックは予測不可能な思考サーフィン中の事故のようなものですからそう都合よくコントロールできません。今は継続的に思考が続くことの副産物であり、それによってこうしてデザイナーとしてモノを作れている以上しかたがないと思ってあきらめています。